特に入社1年目でよく聞く声です。
就活をしているときは、仕事のやりがいや会社の規模などに注目が集まりがちですが、個人的にとても大切だと思うのが勤務地。
見知らぬ土地で知り合いも誰もおらず、会社という初めての環境に...となると想定以上にしんどい。
21卒22卒を対象にした調査ではこんなデータが出ていました。
企業選びで重視するポイントとして、勤務地をあげた就活生は21卒が25.5%であるのに対し、22卒では9.6%に減少していますね。
コロナ禍でテレワークが増えてきたことによる影響だと考えられます。
しかし、研究職という職柄上フルリモートというのは難しく、やはり勤務地の重要性は依然として高いと思っています。
食品メーカーで働く私ですが、就活では化粧品メーカーもいくつか受けていました。
特にバイオ系がバックグラウンドの方であれば、食品メーカーと化粧品メーカーどちらも志望される方が多いはず。
そこで本記事では、化粧品メーカーの研究職の方が初期に配属されるであろう研究所の所在地についてまとめました。
日系のメーカーに絞り、おおよそ売上順にお伝えします。
食品メーカーの研究所のまとめはこちらから。
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資生堂
化粧品のトップシェア。
2018年に本社部門の英語公用語化が発表されており、研究部門も同様に英語公用語化が進んでいるようです。
資生堂の研究開発拠点は横浜市みなとみらいにあります。
2019年から稼働し始めたとても新しい研究所ですね。
横浜駅からも徒歩圏内なので、立地はかなり魅力的です。
この研究所のほかに神戸に細胞加工培養センターがあります。
資生堂をモデルケースに企業研究を解説した記事もあるので、気になる方はこちらから。
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コーセー
雪肌精やコスメデコルテなどのブランドを持つコーセー。
そんなコーセーの研究機能は東京の王子に集約されています。
なかでも基礎研究を担う先端技術研究所は、2019年に稼働し始めた新しい研究施設です。
本社も研究所も都内にあり、ずっと東京で働きたい方にはおすすめです。
花王
日用品メーカーとしてトップシェア。
研究開発にとても力を入れており、3000人もの研究員が在籍し、技術系出身者が社長になっています。
花王がカネボウ化粧品を買収したことで、既存ブランドのソフィーナと合わせ、化粧品業界でも資生堂に迫るシェアを持っています。
花王の研究機能は栃木、東京、神奈川、和歌山と複数に分かれています。
なかでも神奈川の小田原事業場に化粧品の研究開発機能が集約され、2016年にビューティリサーチ＆イノベーションセンターが整備されたようです。
花王のエントリーシートは設問が多いことで有名ですが、自己分析にも役に立つので、こちらの記事でも取り上げています。
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ポーラ・オルビスHD
ポーラの研究開発職はポーラ化成工業株式会社での採用のようです。
花王や資生堂と並んで基礎研究にも力を入れているなという印象を就活の際に感じたました。
IFSCC（国際化粧品技術者会連盟）での受賞歴は日本企業でも上位に位置しており、研究力の高さを示しています。
本社、研究所ともに横浜の同じ事業所内にあるので、転居を伴う異動の可能性は低そうですね。
マンダム
ギャツビーなどの男性化粧品でトップシェア。
化粧品業界内の売上高は5位です。
大阪に本社があり、研究拠点も同じく大阪にあるようです。
ファンケル
無添加にこだわった化粧品開発をしているファンケル。
2019年にはキリンホールディングスとの資本業務提携を発表しており、研究開発部門での提携も進んでいるようです。
共同での製品も上市されています。人材交流も行っているのでしょうか。
そんなファンケルの研究所は横浜市内にあります。
キリンホールディングスの研究所も神奈川県内に集約されているので、会社間での異動があった場合も転居の必要はなさそうです。
ノエビアHD
植物由来成分の研究が盛んなノエビア。
総合研究所は滋賀県に、東京研究所は神奈川県川崎市にあります。
初期配属はこれら２拠点のいずれかのようですが、そのほかにも北海道や沖縄にも研究拠点を持っており、主に植物関連の研究開発を進めているようです。
メナード
大手の化粧品メーカーには珍しく名古屋市に本社、研究所があります。
特に幹細胞研究に力を入れていくようです。
ミルボン
ヘアケアに特化したメーカーです。
2021年インターンシップに行ってよかった企業ランキングで2位にランクインしています。
大阪市内に本社と研究所があります。
まとめ
就活をしている時は、仕事内容ややりがいに目がいきがちですが、勤務地はQOLに大きな影響を与えるのでこちらも重視したいところ。
本記事が皆さんの企業選びの参考になれば幸いです。
こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
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